公道を走る「マリカー」の税金や保険料って?

ライター 水山由香子

2020/05/15

公道カート、通称「マリカー」の税金や保険料はいかほどなのでしょうか? 今回はこの問題について、税金と保険料の側面から見ていきたいと思います。

公道カート、通称「マリカー」って?

長年愛されているゲーム「マリオカート」。マリカーの通称でお馴染みですが、これを公道で再現する人たちが出てきて問題になったのをご存知ですか? 人気キャラクターと同じようなコスチュームに身を包み、公道を走っている本人たちは実に楽しそうです。

公道を走るマリカーの大半はレンタル業者が所有しており、「キャラクターになりきろう!」と利用者を募集しているケースが多いとのこと。国内外を問わず人気のあるゲームですから、「日本に行けば、現実の世界でゲームのキャラクターになりきれる」と、海外からのインバウンド需要も高いようです。

その一方で、事故のリスクも指摘されており、中には法律違反で訴えられたケースも……。そして、法律の問題としては非常に重い反面、マリカーの税金や保険料は比較的「軽い」ことが指摘されています。では、マリカーの税金や保険料はいかほどなのでしょうか? 今回はこの問題について、税金と保険料の側面から見ていきたいと思います。

■世界的人気を誇る「マリオカート」とは?

「マリオカート」は1992年にスーパーファミコンで発売された人気ゲーム。さまざまなゲーム機用ソフトとして展開されており、同シリーズの「マリオカートツアー」(アプリゲーム)は、リリース後89日間で81億円も売り上げました。この数字からも、どれだけ愛されているかが見えてきます。

そうなると、「公道をマリオカートみたいに走ってみたい」と考えてしまう人がいるのも、なんとなく想像がつきますよね。ただ「やってみたい」と、「法律」そして「税金や保険の問題」は別物です。

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■マリカーの税金ってどうなっているの?

自動車の税金は、所有している自動車によって変わります。普通車などの場合は自動車税が課税され、軽自動車の場合は軽自動車税が課税されるのです。

公道を走るマリカーの排気量は約49cc。税金の区分としては軽自動車税が適応されるそうです。一般家庭でよく使われている軽自動車タイプではなく「原動機付き自転車」の扱いになることが指摘されています。

原動機付き自転車の税金は、車輪数や排気量などによって2,000円~3,700円。公道を走るマリカーは「三輪以上」に該当するので、1台あたりの税金は3,700円になるそうです。税金という側面から見てみると、自動車や軽自動車にくらべ、比較的安価なのでレンタル業者なども数を増やしやすかったと考えられるかもしれません。

■マリカーの保険料ってどうなっているの?

マリカーとはいえ公道を走る車である以上、自賠責保険に加入しなければいけません。公道を走るマリカーの自賠責保険額はいくらになるのでしょう?

自賠責保険は、過去のデータなどをもとに保険料が決まるそうです。また、地域や車種も自賠責保険料額に関係する要因であることが指摘さています。公道を走るマリカーは「原動機付き自転車」の部類となり、自賠責保険は12か月契約で7,060円となるそうですので、これも自動車や軽自動車にくらべ、比較的安価と言えそうです。

■海外からの訪問客にも人気のマリカー

この公道を走るマリカーは、任天堂とは一切関係なく、カートの多くをレンタルしていた会社は任天堂から賠償請求され、判決では5,000万円の賠償が認められたとのこと。いろいろ問題があるこの一件ですが、現実の世界でゲームのキャラクターになりきれるという要素においては、海外からの訪問客にも人気だったようです。「需要と供給」は一致していたようですが、それと法律や税金のお話はまた別問題のようです。

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