仕事力を向上させるヘルスケアの極意 Vol.3

株式会社ラフール 社長室 CHCO 
大木 都

2020/06/24

株式会社ラフールは、組織の現状把握、調査、分析、対策までをメンタルヘルスの観点からワンストップでサポートしています。当コラムでは、仕事力向上に役立つヘルスケアについて、ラフールの大木都氏が時流に沿った内容で解説します。

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脳の休息法マインドフルネスを瞑想以外で取り入れよう

■簡単に取り入れやすいマインドフルネス
前回の仕事効率が上がると注目される「マインドフルネス」は、チェックいただけましたでしょうか?

マインドフルネスを体験された方もどんどん増えていると思うのですが、実際に体験して有効性を学んだとしても「日常的に続けるのは難しい…」と感じている方が多くいらっしゃいます。

そこで今回は、誰でも簡単に始められるコツをご紹介いたします。

簡単に取り入れる方法で継続的にマインドフルネスを行うことは、日常的に脳の休息をとることにつながります。休息によってリフレッシュされていると、急な出来事でも冷静さを保てたり、通常作業を普段よりスムーズに取り組めることにつながっていきます。継続することがポイントです。

■マインドフルネスを瞑想以外で取り入れてみよう

マインドフルネス瞑想の1つのポイントは、意識を「今ここにある現象」や「感覚を感じるだけに集中」させること。とめどなく次々と考えている脳を休ませるために、意識を呼吸に集中させます。

しかし、実際にやってみると雑念がとめどなく出てくることが気になってしまったり、集中するための静かな環境を準備することができなかったり、色々な理由で瞑想を継続することを難しく感じる方が多くいらっしゃいます。

だからこそ、準備不要で日常生活の中で実践できるコツをご紹介します。

■実際のコツをご紹介

それは生活シーンの中で、その場の感覚へ脳の意識を集中させることから始める方法です。

朝食や休憩時間の際に、珈琲やお茶を飲む方は多いと思います。
その数分の間、飲み物の香り、味、喉を通っていくドリンクの移動から胃に到達するまでの流れに意識をむけてみます。ご自身の舌や喉がどう動いているのか、味わいはどうか、そして胃まで流れていく飲み物の冷たさや温かさを感じます。
ただ「飲む」という動作に集中する方法で、日常的にいつでもできます。ただし、作業しながらはNGですよ。飲むことだけに集中してみましょう。

体を動かしていたほうが、意識を向けやすい方も多いです。
そんなタイプの方にオススメなのが、移動時のマインドフルネスです。つまり、歩く際や通勤電車での揺れなどを体感する方法です。
歩行時に少し静止して、そこからゆっくりと動いて「地面に踵から足が着地して、重心移動があって、足が離れた」、「足裏の地面の硬さ」、「今日の腰の動きや痛み」などと感じ、できるだけ1つ1つを細分化してチェックしていきます。
通勤電車であれば「体勢維持のために、何処に力が入っているのか」「どんな音がしているのか(私はこの音を聞いている)」と意識します。

ご飯やおやつの時間も、実はマインドフルネスのチャンスです。香りから含めて1口1口を、とことん味わいましょう。
もぐもぐと咀嚼をして固形物を細かくし、唾液と混ぜて飲み込むまで、舌は細かな動きをしながら、味わいや形の変化など、多くの情報を脳に伝えています。それを丁寧に意識してあげます。
「食べる前の香り」「唾液が出てくる様子」「咀嚼で形が小さくなってきた」「味が変わってきた」など、口の中の変化を感じます。これはたくさん噛むことにも繋がっていくので、消化のサポートやダイエット効果も期待でき、食べる瞑想は特にオススメをしたいです。

■取り入れる際のポイント
どの手法を取り入れる際にも、注意してほしいことがあります。
それは意識を傾けたときに評価するような、考えることは無しにすること。

例えば、歩くマインドフルネスをしているとして、「そういえば、最近歩いていない〜」などと考えていくことは評価をして脳が働いている状態です。とにかく「歩いている動作(事実)」だけに意識を向けてみましょう。

ついつい色々と常に考えてしまうのが脳です。その脳を休めるための手法なので、考える(評価する)ことはしないのが、とっても大切なポイントです。そこにある事実を意識するだけにしましょう。

いかがでしょうか?

1つ1つは短い時間だったとしても、毎日のように繰り返すことで意識を集中しやすくなります。結果的に、最初は苦手と思っていた20分ぐらいのマインドフルネス瞑想ですら、改めて体験すると、以前より集中して行えるようになってくると思います。

ちなみに、私は珈琲を豆から挽いて飲むのが好きなのですが、珈琲豆を挽いているときに漂う香り、お湯を注いでさらに広がる香りなど、コーヒーを淹れる瞬間を「最高にしあわせ♡」と感じて過ごす、そんな時間が大好きです。

あなたにとってお気に入りの休息法を見つけてみてくださいね。

みなさまが日々を元気に活躍できますように!
お読みいただき、ありがとうございます。

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