第5回 先生が飲みに行くのは遊んでいるわけではありません。

こんにちは。今回は所長先生の飲みに行くことについて少しお話したいと思います。もちろんいろいろな先生がいるので、必ずこのパターンというわけではないですけれど、自分の先生がどんな感じかを想像しながら読んでいただければ幸いです。

「先生はいつも飲みに行って楽しそう」という声をよく聞きます。確かに楽しそうにしている先生も多いですよね(笑)。しかし、先生が本当に自分のためだけに「飲みに行く」ことはほとんどないと言ってよいでしょう。その多くはお仕事に繋がります。もちろん、飲んだからすぐにその場で仕事が決まるということはほとんどなく、長期的な種まきというイメージで考えてもらえるとよいと思います。

お仕事に繋がるルートは様々あり、ウェブページなどで集客をしている方も増えてきました。しかし今でも士業のお仕事を頂くルートは、「紹介」ということがまだまだ多いです。紹介のよさは、紹介者の信用があるので仕事が決まりやすいことと、価格競争にも巻き込まれにくいことです。

紹介をしてもらうためには、紹介者に自分をよく知ってもらう必要があります。具体的には、仕事として自分ができることや人柄、仕事のスタンスなどを理解してもらわないと、なかなか「この仕事はこの人に頼もう」ということにはなりません。そのため、飲みに行くことで、一緒においしい食事を食べながらアルコールでリラックスし、非常によい交流ができます。

紹介は非常に強力です。どんなに仕事ができる先生でも、「俺、すごいから仕事頂戴」と直接言われても、ちょっと引いてしまいますよね? でも、自分が信頼している人から、「その課題解決には、いい人を知っているので紹介するよ」と言われたら、会ったこともないけれどその人に会ってみたり、仕事を依頼したくなりますよね。士業の仕事は意外なところから依頼がきたりもします。様々な繋がりを持つことが重要です。例えば、税理士さんであれば、会社を紹介してくれそうな他の士業や保険会社の営業の方とのお付き合いはイメージしやすいと思います。しかし、一見すると仕事に繋がるかわからない人であっても、その人の奥様がお店をしている、その人の友達が会社を設立するなど、様々な機会があり、普段とまったく違うタイプの人に会うことで仕事が広がることがあります。

また、「楽しそう」ということに関してですが、楽しそうであることは非常に重要です。いつもしかめっ面の人に、喜んで話しかけようとか、仕事を依頼しようと思う人はなかなかいません。いつも楽しそうにしている人に、情報も人も仕事も集まってきます。自分がすごくい悩んでいるときにあまりに気軽な感じですと、いらっとすることもあると思いますけれど、先生が事務所でもご機嫌でいてくれた方が、こちらも仕事がしやすいですよね。

ですので、「先生はまた飲みばかり行って! いつもご機嫌なんだから!」とあまり言わないであげてください(笑)。

*本連載は、毎月第1火曜日に更新を予定しております。

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